MameRare’s blog

双子と双子と単身赴任!波瀾万丈生活

《体験記》子宮癌とPDT治療

かれこれ十数年前のお話、、(笑)

なーーんかお腹が痛く違和感から
婦人科へフラリと行ってみたのが事の始まり

先生からの
『ガン検査した事ないならしてみる?』
の一言で、ついでのついでに的な感覚で…

後日ばい菌系の感染も無く筋腫も問題無く
一安心!ただ、、まさかのガン検査だけが
引っかかってたのです

組織診をし、早めの入院手術を勧められ
ひとまず癌センターへ受診する事に、、

部分切除、全摘、全てメリットとデメリット
が付いて来てだんだん何がなんだか…(*_*;
いろんな相談をしながらPDT光線力学療法
と言う治療を教えてもらいひとまず子宮を
今のまま残せる方法をとれる事に!


『PDT』を簡~単に説明すると、、

光で体が溶けてしまう様に反応する薬を
注射し、患部に光をあてて焼き溶かす!


よって表面は溶けるが形は変わらず残る

ただ進行してた場合と再発はまた別の話…


でもどんな治療を選んでもリスクもあれば
癌の再発は誰にも選べずわかわらない、、


結局全摘の可能性はどれもあるのなら
20代前半のアタシにはとにかく形を残す事!
にチャレンジ出来るのなら子宮維持を最優先
で選びました


この治療の最大の難所は、、

薬が体から完全に抜けるまで暗がり生活を
続けなくてはならない忍耐勝負!

お家のなかでも常に日焼け止めクリーム生活
蛍光灯や日光とはとうぶんお別れ、、

時間と忍耐力が必要で、何があろうと途中
でやめれず引き返せないのです

暗幕の部屋の中で決められた光の強さの中
モグラ生活!当たり前の日常から常に暗い
非日常生活…外の天気もわからずただただ
病室の中で出来る事をみつけて過ごすのみ

そんな時間の中で少~しでもリラックス
しながらどう前向きに過ごすかがそれぞれ

アタシは
家族、友達、病院の方々、周りの全ての人達に
支えられ図太い呑気な性格とで本当になんとか
笑顔多く貴重な体験だと思える経験に出来た…

もちろん今があるからそうも言えるのだと、、
なにしろ感謝ばかりなのは間違いないです

退院後は照度計を持ち歩いて光の強さを
調べながらの生活!

光の単位を『ルクス』と初めて知りました(笑)
LED恐るべしオシャレな小さな光でも凄く明るい

途中やれる事にも限度があり昼間からお酒に
どっぷり漬かった生活にもなり何の療養中?
ってな感じにもなってましたが…(>_<)ヽ

今ではそれも笑い話になってます(笑)


ただ忘れられない経験の一つは…

入院も後半戦になった頃、病室の窓から
夜空だけならと許可を貰い窓の隙間から
外を覗いた時の感動は今でもはっきりと
覚えてます

たかが夜空…不思議と涙がポロポロと…

当たり前に夜がきているそんな夜空と
澄んだ空気がこんなにもありがたく
貴重なモノだったと涙が止まらなかった

最上階のお部屋の窓の隙間からの最高の
夜空には吸いこまれる様に飛び込みたく
なるほど込み上げるモノが胸をしめつけた


朝が来て夜になり雨が降っても気が付かず
時間の流れや、空気の変化すら無い生活が
自分をジワジワ追いつめていく…だからこそ
初めて感じた当たり前な事がすごく深かった


これは十年以上も前の話なので、、
きっと今はもっと医療は発展してる事だと
思いますが体験談の1つとして、、


常日頃当たり前なってる事を時々振り返り
健康でいられる事が当たり前では無い事を
忘れず全てに感謝ができる様な心の余裕を
もてたらなぁ…っと


ブログを書いて改めて思い返せました


そしてコレから先も、
病と闘う全ての人のために現代の医療の発展
を強く信じ願い祈り続けていこうと思います


なによりこんな私は現在子供を授かり4児の母
自然に双子を二回も授かるこんなミラクルも
生きていればこそ、、改めて感謝です

希望はすてず夢は大きく…前を向く事は簡単な
事では無いけど大事な事だと実感しています

どこかで誰かの光になれたら良いな…


何かを攻めたり何かに後悔しても元気のパワー
は増えなくて、やっぱり辛くなるばかり、、

そんなの何にも身体に優しくないから少しでも
今出来る中で楽しむ事を頑張れたらなら…

それが一番の元気のパワーになる…☆

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